今日は私が長年の経験を活かし、個人事業主に最適な銀行口座の選び方とその具体的な例についてご紹介したいと思います。個人事業主として、日々のビジネスを効率的に運営するためには、銀行口座の選択が大変重要です。適切な銀行口座を持つことで、資金管理がスムーズになり、ビジネスの成長を後押しすることができます。
ここでは、以下の4つの観点から個人事業主におすすめの銀行口座をご紹介します。
- 手数料の低さ
- ネットバンキングの使いやすさ
- 事業資金の借入れのしやすさ
- 支店の便利さ
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
手数料の低さ
個人事業主にとって、手数料の低さは銀行口座選びの重要なポイントです。毎月の出入金が多いと、手数料だけでなく、時間的なロスも生じます。
その点、「ジャパンネット銀行」や「楽天銀行」などのネット銀行は、手数料が低いことで知られています。一般的に、ネット銀行の口座開設やネットバンキングの利用手数料は無料で、ATM出金手数料も一定回数まで無料です。また、大手都市銀行と比べて振込手数料が大幅に安いのも特徴です。
たとえば、ジャパンネット銀行では、口座開設・ネットバンキング利用はもちろん、提携ATMでの出金手数料が月5回まで無料となっています。また、振込手数料も無料〜216円（2023年6月現在）と大手都市銀行の1/10以下です。
ネットバンキングの使いやすさ
ネットバンキングの使いやすさも、銀行選びにおいて重要な要素の一
つです。振込や残高確認などの基本的な機能はもちろん、緊急時にすぐに対応できることが求められます。その観点からは、24時間365日利用できるネットバンキングは非常に便利です。
「りそな銀行」のネットバンキングサービス「りそなダイレクト」は、使いやすさで定評があります。ビジネス用途であれば、月額基本料金は0円、PCとスマホの両方から利用でき、国内外への送金も手軽に行うことができます。
また、独自のビジネス支援機能として「ビジネスダッシュボード」も提供しており、複数の口座の残高や出入金情報を一覧で確認できるため、資金繰り管理が一段と楽になります。
事業資金の借入れのしやすさ
ビジネスの拡大や緊急の資金調達の際には、事業資金の借入れが必要になることもあります。その際に、銀行から迅速かつスムーズに借り入れができるかどうかは大きなポイントとなります。
「三菱UFJ銀行」の「ビジネスパートナーローン」は、ネット申込みで最短即日審査、最高5000万円までの借入が可能で、個人事業主にとって非常に便利なサービスです。加えて、初回契約時には1ヶ月間金利0%のキャンペーンも実施しています。
支店の便利さ
銀行の支店網の広さや利便性も、銀行口座選びの大きな要素です。特に、大量の現金を預け入れたり引き出したりする際、または、対面での相談が必要な場合には、身近に支店があることが重要です。
この点では、地方銀行やゆうちょ銀行が強いです。全国どこにいても、身近に店舗があるため、何かと便利です。
例えば、「ゆうちょ銀行」は、全国に窓口を持つため、どこでも現金の預け入れ・引き出しが容易です。また、郵便局と一緒になっていることが多いため、郵送物を出す際にも一緒に銀行の手続きができるという便利さがあります。さらに、信頼性の観点からも、国が運営するゆうちょ銀行は、安心感があるという人も少なくありません。
まとめ
以上が、個人事業主におすすめの銀行口座選びのポイントと具体的な銀行の例です。それぞれのビジネスのスタイルやニーズに合わせて、最適な銀行を選んでいきましょう。また、一つの銀行だけに依存するのではなく、複数の銀行を使い分けるという方法も効果的です。
例えば、手数料の安さで「ジャパンネット銀行」、事業資金の借入れで「三菱UFJ銀行」、そして支店の便利さで「ゆうちょ銀行」を利用するといったように、それぞれの銀行の特長を最大限に活かす使い方をすると良いでしょう。
個人事業主として、銀行選びはビジネスの成功に直結します。この記事が皆さんの銀行選びの参考になれば幸いです。
次回は、個人事業主向けの資金調達方法について、具体的な手法とそのメリット・デメリットを交えて解説しますので、お楽しみに。
これからも皆さんのビジネスが成功するための情報をお届けしていきますので、ぜひウェブサイトをチェックしてくださいね。それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
